3/21『朝日新聞』夕刊で『ネコがこんなにかわいくなった理由』の書評が掲載されました。
3/21『朝日新聞』夕刊で『ネコがこんなにかわいくなった理由』の書評が掲載されました。
先日の公明新聞で紹介されていた徳之島のノネコ問題のこともあり、今回の書評も野外のネコ問題を考えるきっかけになれば・・・と紹介してくださっています。
本書の中で掲載した小笠原のネコの引っ越し作戦は、東京都獣医師会が中心となって尽力されているもので、受け入れキャパの大きい東京だからできたこと、という話も漏れ聞いています。
徳之島や鹿児島県だけでは、里親探しは難しいかもしれません。
3月18日付の『朝日新聞』夕刊で、ネコ問題について問題提起している記事が掲載されています。
非常に衝撃的な動画も一緒に拝聴することができますので、是非ご覧いただければと思います。
ネコ問題が差し迫った状況にあることを、少しでも多くの方に知っていただきたいです。
一方で、もうネコ問題は地方自治体だけでなんとかできるレベルではなくなってきていると感じています。
徳之島のノネコをほかの地域に移す。野生動物なら絶対に避けたいですが、外来種のノネコはその地域からの排除が推奨されますから、日本全国どこでも里親探しが可能です。
ただ個人譲渡や個人シェルターには限界があり、現時点でもうキャパオーバーの所が多いため、今後は公的もしくは企業的なシェルターが必要になってくるでしょう。
いくつかの動物愛護センター(保健所)で「殺処分ゼロ」を目指して尽力されている組織があります。
でも職員の方々のボランティア精神に頼ることが大きいように感じています。
ボランティアではなく、きちんと資金と制度がついて、円滑に進められるようなシステムを構築する必要があると思います。
野外のネコ問題はヒトの善意とヒトのモラルでどうにかできるレベルではなくなっています。
ネコに関わっている人々だけでは既にキャパオーバーです。
今まで野外のネコ問題にまったく関わっていなかった、関心を持っていなかった方々に少しでも協力していただければ、事態は変わるのでは?と期待しています。
そして私にもなにかできることはないか、考え続けていきたいです。